体重計で測る体脂肪率は正確に測れない？

先日、お客様がこんなことを言っていました。

「体重計を新しく買い換えたら体脂肪率が全然違った」

機械が新しくなったり、メーカーを変えると体脂肪率が変わるのは困りますよね。

体重計によって体脂肪率の数字が変わると
どれが正確なのか分からなくなります。

しかし、体脂肪率が変化するのは

実は当たり前なんです。

なぜなら、体脂肪率は微弱な電気を流して計測するので
その日の水分量や汗、機械の質、種類で大きく変わるからです。

体重計で体脂肪を測る方法は
微弱な電気を流すインピーダンス法が一般的です。

体脂肪は水分が少ないので
電気が通りにくくなります。

逆に、筋肉や皮膚は水分が多くて
電気が通りやすいので

この電気の通りにくさ（抵抗）で体脂肪がどのくらいなのかを
測ることができます。

電気が通りにくいほど
体脂肪が多いという事です。

そんな微弱な電気を使った計測方法ですが
実はかなり誤差が出やすいんです！

その原因として

①その時の体の状態で変わる
②機械によって変わる

の2点があります。

先程、電気が通りにくいさを測って体脂肪率を決めると
お話ししましたが

この通りにくさに影響するのは水分量です！

食事をした後、水分を摂った後などに測ると
体の水分量が増えて、体脂肪率が低くなります。

前日に塩分の多いものを食べて
体が浮腫んでいても低くなるかもしれません。

体脂肪率が低くなるのは嬉しいですが
実際の体脂肪は変わらないので、あまり意味がありません。

さらに、年齢や性別によっても体の水分量が変わるので
水分量の少ない高齢者は体脂肪率が高くなる可能性もあります。

なので、あなたの正確な体脂肪率を測るのは
非常に難しいんです。

体脂肪率をできるだけ正確に測りたいなら
朝起きて、トイレに行って、何も口にせずに測ってください。

これが一日の中で一番条件が同じになりやすい測り方です。

体重計と言っても、色んなメーカーがあって
古いものから最新式まであります。

1992年に初めて作られた体重計と2022年に作られた体重計とでは
性能が全然違いますよね。

おそらく、ここ５年くらいでもかなり変わると思います。

さらに両足だけ、両手両足で測るタイプなど
測り方にも違いがあります。

両足だけの場合は、基本的に片足から片足に電気を流すので
下半身の電気の抵抗を測ります。

そこから、全身を予測して体脂肪率を計算します。

なので、もし下半身に筋肉が多い場合は
体脂肪率が低くなる可能性があります。

両手両足の場合は上半身も測ることができるので
両足だけよりは正確に測ることができます。

なので、体脂肪率を測る時は
なるべく同じ体重計で測ってください！

もし、体重計を買い替えた場合は
新しい体重計の体脂肪率を基準としましょう！

あくまで体脂肪率は数字の目安なので、
あなたの正確な体脂肪とは限りません。

ダイエットの参考程度に見て
増減しても一喜一憂しないようにしてください！

「体重計を買い替えたら、体脂肪率が変わった」

その理由は次の2つ。

①その時の体の状態で変わる
②機械によって変わる

体脂肪率は体に微弱な電気を流して測定するので
条件を同じにするのは非常に難しいんです。

できるだけ正確に体脂肪率を測るなら
同じ体重計で、朝起きて、トイレに行ってすぐ測ってください。

体脂肪率はあくまで目安として
多少変化して当たり前と思って見るようにして下さいね！