ダイエットで体重だけを気にすると危険な理由

お客様のダイエットの目的で一番多いのが“体重を減らす”です。

あなたもおそらく、
「今よりも-10キロを目指したい」みたいに
体重を目安にダイエットをしますよね。

体重は目に見えて分かりやすいので、僕も体重を測るのはおススメですし、
定期的に測るようにお伝えしています。

ですが、体重を減らす事ばかりに気を取られると
ダイエットがうまくいきません。

なぜなら、筋肉が減ったのか脂肪が減ったのか
体重だけを見ても分からないからです。

筋肉と脂肪では減った時には全然違いますよね。

なので、何で体重が減っているかを知っておかなければ
長期的に見てダイエットが難しくなります！

ダイエットで目標体重を決めるのはおススメです。

やっぱり数字を目安にするのは変化が分かりやすいメリットがあります。

でもあなたがダイエットをする目的は体重を減らす事ですか？

本当はその先の
「着てみたかった服を着たい」などの目的があるはずです。

体重だけを目標にするのはボクサーの減量です。

でもボクサーも大会が終わったら
体重は5キロや１０キロなんてすぐに戻ります。

そう考えたら、体重だけを見てダイエット成功と思うのはちょっと違うと思いませんか？

あなたが減らしたいのは体重ではなくて、体脂肪で
見た目を変える事ですよね。

では体重は関係ないのかと言えば、そうではありません。

体重はダイエットの進み具合を見るには有効です。

しかし、体重だけを見ても意味がなく
何で体重が減っているのかを考える必要があります。

例えば、筋肉が減っても、体脂肪が減っても、水分量が減っても
体重は減ります。

でも、体重だけ見てもどれが減ったか分かりません。

筋肉が減ると、消費カロリーも減るので
だんだんと痩せにくい体になります。

水分量が減ると、その日の水分摂取で簡単に戻ります。

では、どうすれば何で体重が減っているか分かるのか。

それは食事です。

体は食べたものから作られるので
ダイエットでは一番に考えないといけません。

体脂肪を減らすのに第一の条件は
摂取カロリー（食べたカロリー）＜消費カロリー（使ったカロリー）です。

使うカロリーが多くなることで、基本的には痩せていきます。

それで次に考えることは
食事の内容です。

ここで意外かもしれませんが
絶対に僕がおススメしないのが糖質制限です。

糖質制限とは、明確な基準はありませんが
炭水化物を全く摂らない、またはごく少量に抑える食事方法です。

まず、僕がおススメしない理由は
体脂肪が減りにくい事がわかっているからです。

それと、水分量や筋肉は減りやすいことも分かっているので
ダイエットりよりも減量に近いです。

ただ、炭水化物を摂らないと、体から糖質や水分がなくなるので
体重は短期間ですぐに減ります。

これはメリットといえばメリットですが
長期的に見ると糖質制限はデメリットが多いんです。

例えば、糖質制限をやめると体に糖質と水分が再び蓄えられるので
体重はすぐに増えます。

それともう1つ。
糖質制限を続けると、糖質をエネルギーに変える力が衰えるので
痩せにくい体になります。

なので、長期的に見るとダイエットに向いているか疑問ですよね。

ダイエットをするからと言って
何かをゼロにしたり、増やしたりするのはおススメしません。

僕がおすすめするのは
栄養のバランスを良くして摂取カロリーを抑えることです。

炭水化物もたんぱく質も適度に摂るべきです。

体重が落ちても不健康になっては意味がないので
栄養バランスが一番大事です。

そのバランスは炭水化物60％、たんぱく質15％、脂質25％です。

１日摂取カロリーの目安は
目標体重×30kcalです。

仮に目標体重が50㎏とすると
１日摂取カロリーは1500kcal
１食あたり500kcalになります。

これを栄養バランスで考えると

炭水化物300kcal（60％）
脂質125kcal（25％）
タンパク質75kcal（15％）になります。

これを毎食で意識することによって
体脂肪を減らしながら体重を落とす事が出来ます。

多くの人がダイエットをする際に、体重の減少に注目し、その数値だけを気にすることがあります。

しかし、体重だけを気にしていると、危険な状態に陥る可能性があります。


まず1つ目の理由として、筋肉量の低下があります。

食事制限や過剰な運動によって、体重が減少すると同時に、筋肉量も低下します。筋肉は基礎代謝を上げる働きがあるため、筋肉量が低下すると基礎代謝が下がり、リバウンドしやすくなります。



2つ目の理由は、栄養失調のリスクがあることです。急激なダイエットや偏った食事制限は、栄養素のバランスを崩し、健康面でのリスクを生じることがあります。

たとえ体重が減少していても、健康的なカラダではないため、リスクを避けるためにもバランスの良い食事を心がけることが大切です。



最後に、3つ目の理由は、心理的な側面です。

体重減少に達成感を感じることは間違いありませんが、体重が減少しなかった場合には、自己評価が低下することがあります。その結果、ストレスや不安感が増大し、リバウンドしてしまう可能性があるのです。

以上の理由から、ダイエットは体重だけに着目せず、バランスの良い食事と適度な運動を取り入れ、健康的なカラダづくりを目指すことが大切と言えます。

ダイエットで体重を減らすだけを考えているあなた。

体重だけでは、筋肉が減ったのか、体脂肪が減ったのかが分かりません。

それを考えずに体重を減らすと
結果的に痩せづらくなります。

ダイエットで大事なのは栄養バランスを適切にすることです。

その上で摂取カロリーを抑える事で
体脂肪を減らしてダイエットをすることができます。

ぜひダイエットの参考にしてください！